スラダン

映画見てきました。
バチクソ世代なんです。小学生の頃、土曜の夜はセーラームーンとスラダンだったので。
ネタバレだけど大変良かったので箇条書き感想。

●好きキャラだったリョーちんが主人公だったけど、やっぱり花道が主人公だとよかったなとは思いました。悪くはなかったけど。五人の中では今になって一番掘り下げやすいキャラがリョータだったのかもしれないけど、花道のThe少年漫画の主人公!みたいなオーラが好きなんです。

●試合のシーンはリアルなスポーツ観戦してる気分でした。臨場感すごい。あと動きが本当にバスケの試合。最後にアニメ映画見たのが千と千尋の神隠しだったので、二十年ぶりくらいに見たアニメは人間が演じるより余程リアルだなと思いました。すごい技術ですね。下手な俳優が演技する実写化より絶対良いです。
途中でゴール決まると「ッシャー!」とか叫びそうになりました。試合のシーンは一番良かったです。

●原作の山王戦全く覚えてないなと思っていたら、結構覚えてました。ピョン語尾のやついたわとか、そうそう流川をケチョンケチョンにしてたのは沢北だとか、ゴリは河田をめちゃ畏怖してたよなとか、てのひらNo.1ガードとか、限界超えたミッチーのスリーポイントとか、流川→花道のパスとか。
でも沢北じゃねーかどあほう!の流川はなかったですね。あと大根剥くシーンも。大根剥くのはカットして正解だったと思いますが。
山王戦をすっかり忘れてたのはメンバーがみんな坊主で華がないからでしょう。なんだかんだ対戦相手で一番印象的なのは陵南だし、選手なら仙道や牧さんだよなと思いました。

●子供の頃周りで人気は流川だったけど、確かにかっこいいなと今更思いました。クールだけど負けず嫌いな熱いキャラ。そりゃ人気でますね。

●ところどころ花道のせいで笑っちゃうシーンもあって声に出ちゃいました。そうだよ、花道は天才だよ。

●作画とかアニメーションの作り方はよく知りませんが、試合の時はかっこいいけど、回想シーンのリョータがたまにブサイクなのが気になりました。

●中学生ミッチーがめちゃくちゃ爽やかでかっこよく、なぜかつてのキムタクのようなロン毛スタイルを選択したのか疑問です。子供の頃もいくら不良でもこの髪型はないなと思ってたことを思い出しました。

●三井がリョータを呼び出してボコるシーンで多勢に無勢でやられてましたけど、確か三井ってリョータに病院送りにされていた記憶があります。ここじゃなかったのかな。
小柄なのにスタメンで強豪と渡り合い喧嘩も強いってところがリョーちんのすごいところだと思っているのでちょっと気になりました。

●改めてゴリは個性の強い四人をよくまとめてるなと尊敬の念すら湧きます。
そんなゴリが河田にビビりまくって挫けそうになるのに、それを克服したところの心理描写がもっと見たかったなと思います。確かに時間の都合上仕方ないとこがあるのかもしれませんけども。

●音楽がすごかった、かっこいいですね。アドレナリン出ます。無音の時間が長いと思う人もいるかもしれませんが、気になるほどではなかったです。効果としては悪くなかったかな。
“音”の面でもリアルでした。ボールの弾む音ひとつでもそのスピードが分かるくらい。

●冒頭、デッサンからの動き出す五人の演出が気に入ってます。かっこいい!
とにかく一言でまとめるとカッコイイ映画でした。昔見てた人や読んでた人は満足できると思います。
コーヒー飲むつもりで買ったのに集中しすぎて一口も飲まず、映画館出るときに飲んだら冷めきってました。スラダン最高。